シャトー・ディフ (フランス)
アレクサンドル・デュマ・ぺールの小説「モンテ・クリスト伯(邦題:巌窟王)」の舞台となった、マルセイユ湾外に浮かぶ小島シャトー・ディフ。
14年もの月日をこの島の監獄で過ごした無実の主人公が、脱獄して巨万の富を手にし、モンテ・クリスト伯爵として自らを陥れた者たちに復讐するこの物語は、
19世紀半ばにフランスの当時の大手新聞に連載されて好評を博し、それと同時に、この鉄壁の孤島もまた有名になった。
16世紀前半に造られたこの建物は、もともと、海からの攻撃に備えるための要塞であったが、実際に戦火を交えたことは一度もなく、
後になって、3500人以上の政治犯や思想犯が投獄された、恐怖の牢獄として使われるようになった。
