Archive for the '世界遺産' Category

サブラタ遺跡 (リビア)

火曜日,0月 4th, 2005

サブラタ遺跡

首都トリポリから車で1時間ほど行った、地中海を臨む高台にあるローマ遺跡、サブラダ遺跡
サブラダの町は、現在のトリポロリ、レプティス・マグナと共に、トリポリス(3つの都市)として、紀元前4世紀頃にフェニキア人によって建設され、2世紀には、地中海とアフリカ内陸部をつなぐ中継貿易で栄えていたと言う。
遺跡内には、フェニキア時代の遺跡や、ヴィィザンティンの城壁、浴場、寺院、美しいモザイク模様の床などが残っている。
ここで一際目をひくのが、見事な保存状況で残されている巨大な円形劇場。
優雅な装飾の施されたこの野外劇場は、約20世紀経った今日でも、演劇やコンサートの舞台として使われている。

ブラジリア (ブラジル)

火曜日,月 27th, 2005

ブラジリア

広大な国土に、リオデジャネイロやサンパウロといった大都市を擁するブラジルの首都ブラジリア
ブラジル人建築家ルシオ・コスタにより設計されたこの美しい街は、中部高原の乾燥した大地に、両翼を広げた飛行機が降り立ったような形をしている。
飛行機の機首の部分には国会議事堂や行政庁舎、最高裁判所が並び、羽根の部分には高層住宅や各国の大使館がある。
この地への遷都を計画してから僅か4年弱という、驚異的なスピードで1960年に首都となったこの計画都市は、歴史の浅い都市ながら、1987年に異例の早さで世界遺産に指定された。

屋久島 鹿児島県 (日本)

水曜日,月 14th, 2005

屋久島

鹿児島県の南部、大隅諸島に属する屋久島
島の中央には、洋上アルプスと呼ばれる九州最高峰の宮之浦岳が聳え、そこに海からぶつかる湿った風が「ひと月に35日雨が降る」と表現されるほどたくさんの降雨量をもたらす、水の島である。
離島であるにも関らず豊かな水に恵まれたこの島では、島民の生活を支える電力の多くが水力発電でまかなわれて いる。
独自の気候がもたらす生態系には、この島だけにしか自生していない植物も含め、日本全国の植物種の7割が存在しており、樹齢千年を超える大木の屋久杉、それらに囲まれて生息する屋久猿、屋久鹿などの野生動物たち、また島北部の浜には世界有数のウミガメの産卵地もある。
1993年に、島の5分の1が、姫路城・法隆寺・白神山地とともに日本初の世界遺産として登録された。

ベレンの塔 リスボン (ポルトガル)

土曜日,月 3rd, 2005

ベレンの塔

テージョ川の河口に、白い貴婦人のような姿で聳えるベレンの塔
バスコ・ダ・ガマのインド航路発見を記念して、16世紀前半に建造されたこのマヌエル様式の建物は、大航海時代を象徴して船のモチーフの装飾が美しい。
大海へ乗り出してゆく多くの船を見送ってきたこの塔は、税関であると共に、港を守る要塞としての機能も果たしてきた。その内部には、砲台や水牢の跡が今でも残っている。
近くにあるのは、ユーラシア大陸の最西端、ロカ岬。「ここに地果て、海始まる」と詠ったポルトガル最大の詩人、カモンエスの言葉が石標に刻まれている。

ベレンの塔

ヴィクトリア滝 (ザンビア、ジンバブエ)

金曜日,月 2nd, 2005

ヴィクトリア滝

北米のナイアガラ滝、南米のイグアス滝と並び、世界三大瀑布であるヴィクトリア滝
ヴィクトリアという名前は、イギリスの探検家リビングストンが当時の女王にちなんで名づけたものだが、もともと現地語では「雷鳴の轟く水煙」と呼ばれていた。
季節によって水量の変化はあるが、その名の通り、立ち上る水煙の激しさは30キロメートル先からでも見える程だと言われる。
ザンベジ川の水が垂直に切れ込む谷に瀑布となって流れ落ち、谷幅が狭いために横へは広がらずに大量の水煙が上昇していく。
それが時には、滝自体の姿をも蓋い尽くしてしまう光景は圧巻である。
メイン滝、デビル滝、 ホースシュー滝、レインボー滝、アームチェア滝、イースタン滝の6つに分かれていて、それぞれにビューポイントが設けられている。

ポンペイ遺跡 (イタリア)

木曜日,月 25th, 2005

ポンペイ遺跡

紀元79年の8月24日、ヴェスヴィオ火山が大噴火し、一昼夜降り続いた灰が翌25日には街を埋没させてしまったという、あまりにも有名なポンペイの悲劇。
18世紀に開始された発掘作業により顕になった古代の街からは、当時の暮しをそのまま伝える貴重な品々と共に、突然の天災に逃げ惑う人々の、生々しい惨劇の様子も掘り起こされた。
ローマの支配下にあった、当時の街の人口は一万人弱。
街は古代ローマの伝統を守り、ほぼ直角に交差する直線の大通りによって碁盤の目状に区切られ、大きな通りは石により舗装されていた。
街の中心には広場、神殿、大劇場、野外格闘技場、浴場、などもあり、写真でも見えるように、かなり計画的に設計された都市国家であったことが窺い知れる。

ポンテ・ベッキオ フィレンツェ (イタリア)

土曜日,月 6th, 2005

ポンテベッキオ

1345年に建造された、アルノ川に架かる最古の橋であるポンテ・ベッキオ(古い橋の意味)。
橋の両側には宝石店や金細工店が連なり、ショッピングを楽しむ人々やアルノ川の 景色を眺める大勢の観光客で終日大変な賑わいを見せる。
元来、二層構造の橋の上階は、ルネサンス期の至宝が集まるウフィッツィ美術館と、この街最大の宮殿であるピッティ宮殿とを結ぶ通路の役割を果たしていた。
ピッティ宮殿から東、アルノ川 南岸の丘の上にあるミケランジェロ広場は、フィレンツェの街並みをパノラマで一望できるスポット。
世界中からの観光客が、この「花の都=フィレンツェ」をカメラに収めようと訪れている。

グエル公園 バルセロナ (スペイン)

火曜日,月 2nd, 2005

グエル公園

古今東西の折衷様式を唱えたモダニスモの代表的建築家として知られる、アントニオ・ガウディ。
26才の時にパリの博覧会に手袋屋のショーケースを出品した彼は、大富豪エウセビオ・グエルの目にとまり、グエル邸及びこのグエル公園の設計・建築を依頼された。
これをきっかけに、ガウディは、バルセロナ中の富豪から設計の依頼が来るようになり、巨匠としての地位を揺るぎ無いものをしていく。
1900年より14年を掛けて建築されたグエル公園は、高台にあってバルセロナを一望できる場所として、現在も多くの観光客を集めている。

天壇 北京 (中国)

水曜日,月 27th, 2005

天壇公園

15世紀に明の永楽帝が建立したとされる天壇。この壇廟は、皇帝が天に五穀豊穣を祈るための寺院として建てられた。
天壇で最も有名な建造物が祈年殿で、天安門や紫禁城とともに北京のシンボル的存在となっている。
祈年殿は直径32m、高さ38m、25本の柱に支えられ、現存する中国最大の祭壇であり、正方形の基礎に丸い屋根を配した構造は「天と地」を表わすなど、さまざまな神秘的数字がこの建築芸術の基礎となっている。
写真を上昇させると見えてくる、祈念殿、皇穹宇、園丘の一直線の配置が美しい。

バーミヤン (アフガニスタン)

金曜日,月 22nd, 2005

バーミヤン

首都カブールの西約240キロに位置する、山岳地帯の大仏教遺跡がバーミヤン遺跡
仏教をはじめ、さまざまな文化を東西に伝えた古代シルクロードの要衝で、 東西約1300メートルの崖面に約1000もの石窟が並び、これらは中央アジアにおけるガンダーラ仏教美術の傑作と言われる。
4~5世紀頃掘られたとされる、世界最大級の高さを 誇った約38メートルと約55メートルの東西2体の大仏立像が有名。
その当時、バーミヤンの仏教文化は繁栄を極め、200年後に唐の仏僧玄奘がこの地を訪れた時にも、依然として大仏は美しく装飾されて金色に光り輝き、僧院には数千人の僧が居住していたという。
しかし、この遺跡の象徴であったその2体の大仏は、偶像崇拝を嫌うイスラム教の名の下、2001年3月に旧タリバン政権により爆破されるという悲劇に見まわれた。
現在では日本の調査グループが修復と発掘を進めており、先の20日にはバーミヤン谷の西端で、鮮やかな色彩の壁画が残る新たな石窟を発見。悲劇の世界遺産に明るい材料をもたらした。

バーミヤンの石窟と仏像、破壊前
バーミヤンの石窟と仏像、破壊前