チェ萌え

キューバはもとより、中南米諸国を旅したことのある日本人なら、
みやげ物屋で売られているTシャツに印刷された、ベレー帽に髭づらの男を目にして、「誰?」と思った人も多いはず。
そして、「”チエ”って誰やねん?」と思いつつもTシャツを買ってきてしまって、日本のクラブで格好つけに着ているオトコも多いんだとか。
そんな、カリスマ的人気者であるチェ・ゲバラを描いた映画が、「チェ28歳の革命」だ。

あのフィデル・カストロ前議長とともに、キューバ革命史には欠かすことのできないチェ・ゲバラという男、
よぼよぼになるまで演説を続け、ようやく第一線を退いたカストロ爺ちゃんとは違って、40歳にならずして死んだ彼の、世間が持つイメージは若々しい。

旧ハバナ市内にある革命博物館の出口に近い二部屋は、チェの写真であふれるばかりだ。
モノクロの写真に見るチェの、ラテン系特有の潤いに満ちた大きな眼に、ここでオンナ心をぐぐっと捉まれて急激なファンになった観光客も少なくないとか。
・・・って、実を言う私もかなりクラッときた一人。

チェ28歳の革命 公式サイト
 

ジャングルの中でのゲリラ戦が延々と続くのに多少飽きる前半だけど、でもそれでもいいのダ、だってこの映画はチェを観るためにある。
劇中でチェを演じるベニチオ・デル・トロよりも、実際のチェの方が格段にいい男・・・というのが私的にはオチなのだが、
それでも、ベニチオはいい役者だと思うから一応OK。

昨今の日本では、戦国武将萌えなるものがあるらしいけれど、
やっぱり、信念を持って時代を駆け抜ける男ってのに、女性は弱いのよねぇ。

まぁ、チェの魅力に取り付かれた人間ってのは男女国籍を問わずのようで、グアテマラシティーには、嘘か真か分からないものの「チェがあそこの隅の椅子に座っていてピストルを天井にぶっ放したバー」なんてのもあって、
「え~?ホントにぃ?」なんて思わず言おうものなら、そのバーで酒を飲んでいるチェの信奉者から睨まれたりするのだ。

今年で革命50周年を迎えたキューバでは、しかし、国民の7割はもはや革命後世代で、革命の祝賀ムードよりは、生活苦への不満と閉塞感が強いのだとか。
ジョンレノンに「世界で一番かっこいい男」と呼ばれたチェ・ゲバラが成した功績は、もはや過去のものとなったのか?

日本での公開は1月10日から。


中古のバイクで南米放浪の旅に出た若き日のチェ。こちらは買うべし!

映画モーターサイクル・ダイアリーズ

2 個のコメント »

  1. 観て来たよ~。

    私はゲバラ関連の本を数冊読んでたから大丈夫だったけど
    そうでない人は展開早すぎて付いてこれなかったらしく
    連れも隣のカップルも寝てました…。

    いや、隣のカップルさぁ…
    映画館で上映中にマック食べるってどうよ…
    っていうか、米国と戦い続けたキューバを題材にした映画を見ながら
    アメリカのシンボル、マックを食べるって??
    と、プリプリしながら見てしまった…残念。

    ま、キャスティングが凄くよかった。
    ていうか、どのキャストもみんな似てたね★

    コメント by まっする — 2009/02/08 日曜日 @ 15:15:32

  2. 中南米ツウなまっするとしては、楽しんで見れた映画だったみたいだね。
    マックを食べる、資本主義の手先を食らう!?
    なぁんて意味は全然ないんだろうね、そのカップル。
    映画の中身はガラッと変わるけれど、
    ファーストフード、ジャンクフード関係で言っちゃうと、
    イディオクラシーって映画がまっするのツボに嵌るかも!?
    日本語では、26世紀青年なんてつまらんタイトルが付けられているけれど、
    おバカすぎて笑えるストーリーの中に、社会への鋭い警告も入っている・・・。
    いつかこのブログでも紹介しようと考えているのだけど、
    良かったら、ヒマな時にでも探してみてね!

    コメント by Chinita — 2009/02/10 火曜日 @ 00:35:37

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