コンクリブロックお願いします
時々驚かれたりもするんだけど、ジェイは地元の公立の幼稚園に通っている。
比較的所得の裕福なガイジンの子供達は、私立の幼稚園に行くことがほとんどだから、
うちの場合はわりと稀なケースとも言えるかもしれない。
同じくガイジンっ子のノエルくんとジェイの入園を決めた時、ノエルくんのお母さんと、
「週に一度はノミ取りシャンプーしてやらなきゃね。」と、冗談とも本気ともつかないことを言ったりしていたのだが、
実際にはそんな心配も全くなく、幼稚園生活も半年を過ぎている。
この幼稚園、前にも書いたように、日本人の感覚からすると激安の授業料。
教育にお金を掛けられない家庭の子供達でも通えるようにと、採算ぎりぎりで出した金額なんだろうけど、でも、設備の維持費や人件費を考えると、やっぱり懐具合が苦しいのは誰の目にも明らか。
そんな理由から、資金集めの催しがかなり頻繁にある。
たとえ小額でも出て行くお金に敏感な親たちに合わせて、こういった際に幼稚園側から頼まれる類のものは、常に現金ではなく現物支給だ。
ひとつ1ケツァール(15円)で売れるカップゼリーとか、小分けにして売れる巨大ペットボトル入り(3.3リットル!)の偽物コーラとか、
バザーで売りやすいようなものを親たちが持ち寄るのだ。
前回のバザーで私が用意するように頼まれたのは、牛肉1パウンド(45グラム)!
何か調理して持っていくのかと思ったら、BBQをして売るのでそのままでいいですと言われ、生肉の塊を幼稚園に持っていった…。
この間配られた幼稚園からのお知らせの中で、思わず笑っちゃったのが「コンクリートブロック3個」の行。
皆さんとのコラボレーションにより…うんぬんかんぬん、と書いてあるんだけど、早い話が、
「塀を作りたいんだけどお金がないので、建築資材を持ってきてください。」ってことなんだな。
ホント、日本人的発想では考えられないデス。
こんな幼稚園ではあるけれど、実際には経営者も先生方も本当によくやっていると思う。
それに、親たちが一緒になって幼稚園を盛り上げていく姿を、子供達が見るってのも、それはいいことだと思うのだ。

