子どもは欲しい?欲しくない?

街の健康管理センターの入り口に貼ってあった張り紙一枚。
スペイン語の他に現地語のカクチケル語で書かれているそれは、

「子どもをこれ以上望まない夫婦のための、オペの予約を受け付けます。」

少子化問題なんてのは、地球の裏側の国のお話。
この国で、特に低所得者層にあたるインディアン系の人々には、一家族に子どもが7、8人以上だなんて珍しくもなんともない。
10代の早いうちから子どもを産み始め、バースコントロールなどの正確な知識もないままに20代、30代と過ぎていくから、
ふと気がつけば、サッカーチームでもできそうなくらいに子どもが増えているという状況。

本来がとっても子ども好きな国民性、にしても、それだけ増えるとさすがに家計にも深刻に響いてくるわで、
群がる子ども達を相手にしつつ避妊手術を考えるというわけらしい。

ちなみに、オペ代は政府の援助がある。
低所得者層の人口の増加は、国家にとっても問題だものね。

ここでちょっと考えるのは、これが男性側に課されるものなのか、女性側なのかということ。
男性のオペの方が簡単でリスクも少ないはずなんだけど、
でも、まだまだ一般に男性の方がエライこの国では、やっぱり女性が対象になるんだろうな。

周囲にそういった例がなかったもんで、最近まで知らなかったけれど、アメリカでは男性のそうした手術が割と浸透しているらしい。
精子の出る管をオペで糸で縛るだけなんで、子どもが欲しくなった時には、また糸を解いて活用可能。

そんな合理的発想にはさすがアメリカ人!と感心してしまうけれど、こんな話もある。

4人の子持ちの女性と結婚したトロイくん。
子どもたちのことも考えて、自分の子どもは持つまいと、ひそかに例の手術を受けた。
ところがほどなくして、妻が「あなたの子どもを妊娠したのよ!」と笑顔の報告。
…彼女の浮気がバレたというわけ。

避妊手術ひとつとっても、お国柄ってあるもんだよねぇ。

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