これぞ決定版!子供の誕生会はグアテマラに見なら・・・え?

ふと考えるのだけど、子供の誕生会ってのは皆いったい何歳くらいまでやるものなんだろ?
自分の時のことを思い出して見ると、小学校一年生くらいまでは自宅に友達を呼んで、いわゆる「おたんじょうかい」なるものをやったような気がするのだけれど、その後は自然に消滅していったような・・・。
しかし、ここグアテマラの子供たちの誕生会にかける意気込みを見ると、「アンタら中学になるまでずーっとやっとれ!」と思うくらい彼らは熱いのだ。

思うにそれは、呼ばれた友達がやってきて、なんとなく遊んで、プレゼントもらってケーキ食べて、はいおしまい、という風な日本の誕生会よりも、
グアテマラのは格段に、誕生会がイベントとして仕切られているからではないだろうか。
そう、ここでは、ちゃんと誕生会に盛り込むべき段取りがほぼ決まっているのダ。
それを知らずに、外国育ちの新米ママが仕切っちゃうと、後で「今日の誕生会はなんだかね・・・」ということになってしまう。

まずは、招待状を配る。
日本では、先方の予定も考えて少なくとも1週間前には配るのが常識だろうが、ここではそんなに早く配ろうものなら全員からすっかり忘れられるので、3日くらい前に配るのがちょうどいい。
そして、ひとりの子を招待すると、当然のことながらその兄弟がバラバラとくっついてくるので、当日来るお客さんは、招待した数の少なくとも5割増しは見ておく、これは前も書いた通り、この国でのパーティーでは基本である。

そして当日、三々五々と集まってくる子供たちはまず、「フェリス・クンプレアーニョス!(誕生日おめでとう!)」と、それぞれプレゼントを本人に手渡し。
だがここでのポイントは、アメリカ式にその場でバリバリと包みを開けてはいけないのだ。
ありがとう、と言ってハグして、後で開けるように取っておくだなんて、なんだかこのあたりはとっても日本式だ。

時間に遅れて来るのはここの人たちのお約束だから、まぁ大体人数も揃ったなと思ったら、全員を待たずしてゲーム大会のはじまりはじまり~。
二人三脚、椅子取りゲーム、風船割りゲーム、スプーンでのボール運び競争、ポテト袋ジャンプ徒競走・・・と、これらは、親の自作自演のゲーム大会だ。
どれも、小さな商品目当ての単純なゲームなのだけど、それぞれかなり盛り上がるところが子供ってホントに凄い。
親がそういうイベントが苦手な人は、ピエロのおじさんを呼ぶこともあり、こちらはさすが本職だけあって、ベタな子供向けのジョークを交えながら、これまた時間などあっという間に過ぎてしまう。

キッズバースデー1
ハイ、私、子供相手に頑張って仕切っております

ゲームで一汗かいた後は、お待ちかねのピニャータの登場で、子供たちの熱気はさらに高まる。
まずは、棒を手にしたその日の主役の子が、お気に入りのアニメのキャラクターの形をしたピニャータの横に立って、パシャリと記念写真を一枚。
ピニャータはその後めちゃくちゃに破壊される運命にあるのだから、ここでその一枚を撮り忘れると、アルバムに今年のピニャータの写真が一枚もない!という悲しいことになりかねないわけだ。
そして嵐の前の静寂の一瞬が過ぎ去り、主役が最初の一刀を振り入れたら、、おなじみの全員参加のピニャータ割りだ。
うぉぉぉぉぉ~!文字通り目の色が変わる子供たち。誰も頭をカチ割られるなよ~、と祈る親たち。

キッズバースデー2

キッズバースデー3

キッズバースデー4
子供たちに混り、果敢に子供たち以上にキャンディーを拾うホセくんのお母さん(中央奥)

ここでひとつ、こうした場に慣れているグアテマラっ子たちは、自宅からそれぞれビニール袋を持参しているのを最近発見した私。
両手で持てないくらいたんまり取ったキャンディーを入れるための袋なわけだが、こういう用意周到さを見ると、ここの人たちってのは本当に忘れっぽいのだかしっかりしているのだか、分からなくなってしまう。

身体の大きい子は沢山キャンディーをゲットして、小さな子はそれなりにちょっぴりと、という弱肉強食の掟を身をもって体験した後は、
その場でキャンディーを頬張る子供たちを残して、親はバタバタとケーキの準備だ。
レモネードなどのソフトドリンクと小皿をセットして、歳の数だけ蝋燭をさしたケーキの登場!
本人を真ん中に据えて「ハッピィ~バ~スデ~トゥ~ユ~」と歌うのは日本と同じだが、ここのは何と、一曲だけじゃ終わらない。
メロディーは同じながら、歌詞は突然スペイン語に変わり、俄然テンポも速くなるのだ。
「さぁ、僕らはケーキが食べたいぞ、食べたいったら食べたいぞ~!」
・・・全く、なんてゲンキンな人たちかしら。

歌い終わったら、その子の歳までスペイン語でカウントして、蝋燭を吹き消す。
そして、ここいらの風習としては、主役の子の頭を誰かが後ろからツンと突付いて、ケーキに鼻先をダイブさせる、というのがあるのだが、
しかしこれは、周囲の注目の中で笑いを取るのにはいいのだが、6歳以下の子にやると例外なく泣き出して、それまで満面の笑顔だった主役のご機嫌が急降下に悪化する恐れがあるので、かなり注意が必要だ。

キッズバースデー5
・・・つまり、こんな感じ
キッズバースデー6
ケーキをひたすら待つ子供たち、と同様に、奥でじっとケーキのおすそ分けを待つ大人たち

早く早くとせかされながらケーキを切るのはもちろん、母親の役目だ。
子供たちの数が多いから、ケーキの大きさも半端じゃない。
直径50センチは有にあるであろうケーキを切るのには、実は切り方にコツがあることを私が知ったのはグアテマラに来てからだ。
まずは、包丁の刃を突き立てて、ケーキの中心に程よい大きさの円を描く。
そして、その円から外側に向けて放射線状に切り分けると、ちょうど一人分のケーキが切れるというわけ。
そりゃあ、あんな巨大なケーキをいつもみたいに切り分けていったら、一人分がやたら長細くってぺらぺらのケーキになってしまうものね。
私には目から鱗の切り分け方だったこの切り方、直径15センチの不二家のショートケーキで育った身にはまぁ、致し方ない。

ケーキと一緒に出される軽食は、伝統的には例のタマーレだが、昨今では子供の嗜好に合わせてピザの場合も多い。
そして、これを子供たちはダラダラと食べ続け、誕生会はのんびりとしたグアテマラらしくいつまでも続くのだ・・・、
と、このブログを読んでいてこの国を熟知している人なら思うかもしれないが、ここがビックリ!違うのだ。

甘いものをたらふくお腹に詰め込んで、シュガーハイになった子供たちをさっさと家へ帰したい主催者側の奥の手、というわけでもないだろうが、
ここでの誕生会になくてはならないものに、「ソルプレサ」と呼ばれるお楽しみ袋がある。
もともとは、ピニャータで沢山キャンディーを取れなかった小さな子にも、キャンディーがいきわたるように、という配慮でなされたものなのだろうコレ。
アニメのキャラクターが描いてあるビニールの小さな手提げ袋には、、キャンディーやクッキーといったお菓子の他に、たいがいは小さなオモチャも入っている。

誰かがそのソルプレサを手にしたら、自分も早く貰いたいのが子供ゴコロ。
全員があっという間にそれを手にして、中のオモチャの見せ合いっこをしたら、
グアテマラっ子の頭の中では、「あ、もう帰る時間だな」というスイッチが自然と入るものらしい。
最後に、誕生会の飾りつけの風船を手に持てるだけ失敬して、親に手を引かれた子供たちはすんなりと家路につくのである。

キッズバースデー7
ゲーム大会のメダル *写真はいずれも2年前のものです

さてこんなグアテマラの誕生会、どう?アナタが子供だったらやってみたいかな?

4 個のコメント »

  1. 一年は早いね。ジェイ君お誕生日おめでとう★☆
    ケーキの切り方参考になりました。円形に切るのも
    難しそうですが(笑)
    チニちゃん、髪型変えました!?

    コメント by ワンダ — 2009/01/28 水曜日 @ 09:10:48

  2. お久しぶりです♪

    ほっほっほーー。
    子供のお誕生会にもお国それぞれの事情ってもんがあるのね…。

    巨大ケーキはそうやって切れば良かったんか。
    目から鱗です。

    コメント by まっする — 2009/02/01 日曜日 @ 14:27:09

  3. ワンダさん、
    混乱させてごめんなさい、ジェイの誕生日は4月なのでまだ先です。
    この間クラスメイトのお誕生会に呼ばれることがあったので、
    思い立ってこの記事を書きました。
    なので写真は2年前のジェイの誕生会からの流用なのです☆
    失礼しました~(笑)。
    最近、私はすっかりロングです。(・・・若作りってか?)
    ここのところ乾燥した北風が強くって、静電気でポヤポやなんだけどねぇ。

    コメント by Chinita — 2009/02/08 日曜日 @ 11:14:25

  4. まっする、
    久しぶりだねー、元気に生息していたかな?
    グアテマラ版巨大ケーキの切り方、
    万一将来、大家族の母ちゃんになった時のためにも、
    覚えておいてください。
    幼い頃のまっする家の誕生会なんて、
    楽しい逸話が沢山隠れていそう!
    いつか機会があったら是非、教えてくだされ!

    コメント by Chinita — 2009/02/08 日曜日 @ 11:23:41

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