キューバ憧憬:ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ

イブライム・フェレール氏が亡くなったそうだ。あの映画「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」のメインシンガーのひとりだったお爺ちゃん。
キューバのナット・キング・コールとも呼ばれた78歳。

6年前にCDを買ってから、私の中でのキューバへの憧れというのが具体的に大きく膨らんでいった、あの音楽。

今も現役で走っているオンボロのアメ車、崩れかけたコロニアルの建物、目の前に広がるカリブの海、葉巻の香り、ヘミングウェイが愛したリキュールの味。

夜ともなれば、街灯がほとんどない街角に人々がひっそりと佇み、薄闇に沈んだ裏通りにどこからともなく流れてくるラテンのリズム。

3日連夜、クラブに通った。
カサ・デ・ラ・トローバ」には、ブエナ・ビスタ…の世界があった。

そこの常連と見える人々の中でも、初老のおじいちゃんたちのバンドに合わせて踊る、ピンクのマニキュアをしたおばあちゃんのダンスがピカイチで、
すました顔で小柄な身体をクルクル回転させて、若い男の子を相手にステップを踏む姿がとってもキュートだった。

キューバは、今私がもう一度行きたい国の筆頭にある。

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