グアテマラシティ:ラ・アウロラ国際空港

ここは中南米、とある小さな国のお話。

昨日、ケチョンケチョンに書いたグアテマラシティではあるけれど、実は私、人を迎えにここの空港に行くのは決して嫌いじゃない。

首都のド真ん中にある立地条件の良さゆえに、近くの中華食材屋で買い物を済ませ、「おっ?あと10分でフライト到着の時間だ!」なぁんて事態でも、余裕で間に合っちゃう所なんかも好き。
成田空港じゃあそうはいかないものね。

でも、何と言っても私が一番好きなのが、そこに集まる人たちの多種多様な民族衣装が見れること。

ガイジンな私たちには、まるで地方都市の空港ほどの、どうということのない大きさの場所ながら、
この国の小さな村に住む人たちにとっては、なんてったって世界への玄関口の大国際空港。
そこから旅立つ同胞がいるとなれば、もちろん親戚一同でお見送りに来ちゃう!

アティトラン湖周辺の人々の、幾種類もの民族衣装を見慣れている私ではあるけれど、
一体どこの山間部からやってきたのか分からないほど見るのに稀な、しかし鮮やかに美しい民族衣装に身を包んだ人たちを目にするのはやはり楽しい。

空港のマヤ人たち3
空港のロビーでだって、やっぱり地べたに座っちゃう人たち。

空港のマヤ人たち2
飛行機が離着陸する度に、身を乗り出して凝視する人たち。
その、子供のような好奇心むき出しの姿が、傍から見ていてほほえましい。

空港で見かけた、忘れられない光景をもうひとつ。

スーツケースやバックパックを持った旅行者が行きかう出発ロビーの前に、突如でーんと乗り付けられたのは、おんぼろトラック。
荷台からは、もちろん沢山の親戚一同の姿と共に、典型的田舎のおじいちゃん風グアテマラ人が数人、デカいズダ袋のような旅行かばんを持って降りてきた。
それを見て思わず笑っちゃったのは、ズダ袋の両面にでかでかと書かれた名前。
「ホセ・なにがし」とかいう名前の紙が、各自ガムテープでびっちり貼り付けられていた。

仕事でひと旗揚げに行く初めての外国の地で、大切な荷物がなくなったら困るもんね、おじいちゃん!

その荷物に込められた気持ちはよーく分かる。

オサレな外国に行くんだもの、奮発して新調した着替え一式とか、餞別に貰った故郷の味だとか、彼らにとってはとっても貴重な家族の写真とか、そんな万感の想いがぎゅうぎゅうに詰まっているに違いない。

こんなストーリーが見えてくるこの国の空港の光景が、私は好きだ。

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