アティトラン湖インターナショナル・ミュージック・アンド・アーツ・フェスティバル、2006

私たちの住むアティトラン湖周辺は、その気候の良さと自然の美しさから、1970年代に北米からのヒッピー達が移り住み始め、
現在のようにバックパッカー達が行きかう土地へと発展して行った経緯がある。

そんなわけで、ヒッピー的な人たちが愛する素地はもともとあるんだけど、
それを殊更強く感じるのが、湖畔の村で行われるミュージック・フェスティバルの場だ。

ファッションでヒッピーやベジタリアンをやっているような20代の若い子たちには、私としてはちょっと付いて行けないところがあるけど、
今はもうオジイちゃん&オバアちゃんになっちゃってるけど、気分はまだまだ現役バリバリッ!って感じの人たちが、私は大好き。
歳を重ねた経験の豊かさってのももちろん魅力だけど、でも何より、ひとつの考えに凝り固まらない彼らのアタマの柔らかさが好き。

そんな人たちが、週末の一日、三々五々と集まってくる。

インターナショナルミュージックフェスティバル会場1

インターナショナルミュージックフェスティバル会場2

まだ歴史は浅いけれど、毎年恒例になりつつあるこの音楽の祭典。
土曜の午前中の民俗音楽から始まって、ジャズやらカントリーやらロックやらレゲエやら、ジャンルはお構いなしで昼夜を問わず行われる。
周囲は山と湖しかない広大なコーヒー農園の中だから、どんな大音響で盛り上がっても、どんな醜態をさらしても?大丈夫。
日本のパーティー好きな人たちの間では、きっとレイヴって言うんだよね、こういうの。

今年特色だったのは、先のハリケーン・スタンで1400人もの命が瞬時にして失われたバヌバフ村の小学校に通う子供たちがステージに上がったこと。
この村は、音楽祭が行われたサンティアゴアティトランからほど近い地域にある。
小さな村の中でこれだけ多くの死者が出たことを考えると、ここにいる子供達の全てが、多くの友人や親族などの悲しみに合っているはずで、
その子たちが声を揃えて「木々はどこへいったの?」と歌う姿は、どうしたって涙なしには見られなかった。

バヌバフ村の子供達1

バヌバフ村の子供達2

このフェスティバルの収益は、ハリケーンで壊滅的被害を受けた地元の病院復興のために使われる。

Lake Atitlan International Music and Arts Festival, 2006

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