石橋は、叩かなくとも崩れます
日本でも、大雨やらがけ崩れやらのニュースが続いている今日この頃。
当地グアテマラも今は雨季の真っ盛りで、ほぼ連日の雨、雨、雨…。
昨日なんか、このジメジメ感と薄ら寒さをとりたくて、暖炉に火を入れたくらいだもんね。
猛暑のアメリカやらヨーロッパに、少し分けてあげたいよ。
記憶にも新しい自然災害といえば、半年ほど前、雨季ももうすぐ終わるという直前にグアテマラを滅茶苦茶にしてくれたハリケーン・スタン。
しかし、ありがたいことには、この国には乾季という休息期間が半年もある。
雨が一滴も降らない時期ならば、災害地の復旧作業もかなりはかどるというわけで…、

…で、半年以上も経った今、この街の主要道路に掛かる橋は、まだ影も形もない。
やっぱねぇ、計画性のないに等しいもんねぇココのお役所仕事。
と囁かれる中、雨季はいつも通りに始まり、川の流れは水かさを増し、人はもとより車の通行も困難になって、ようやく事が動き出す。
ある日突然、川岸に立てられた看板ひとつ。
「韓国-パナハッチェル友好の橋」。
誰と誰がお友達になっても、お友達以上の関係になってもワタシは構わないから、とにかく橋を建ててくれ~!と見ていたら、
コンクリの橋げたが、雨季が始まって何度目かの雨で流された。
噂によると、当初の予定では、
その辺りの川の流れを意図的に変えて、片方を堰き止めている間にそこに橋を半分だけ造り、それが終わったら川の流れをそちらに変えて残りの橋を完成させる、というものだったのが、
どういうわけか実際は、
「そんな面倒なことをせずに、川を中央に流して、一気に作っちゃおうぜぃ!」
というプランに変更され、期待を裏切らず、見事に倒壊してくれたというわけらしい。
…本当にまったく、開いた口がふさがらない、本当にまったく、この国らしいお話。
きっとこのまま雨季は過ぎ、工事がずるずると延びていくうちに乾季になり、
そうするとまた、切迫感がないだけにすぐに忘れられ、また翌年雨季になって慌て出し、
そうこうしているうちに、建設重機の使用料やら政治家のポケットマネーやらにお金はすっかり消えていくんだろうなぁ。
それにしても、注目すべきは一番下の数字。
街の主要な橋が、これだけで完成してしまうだなんて、やっ安すぎる!
1ケツァール=15円で計算してみてね。


