やっぱ日本人だもの

どうしても出向かなければいけない小用があって、グアテマラシティまで行ってきた。
人と車と、強い日差しと排気ガスと、喧騒と犯罪が、どろどろと渦巻いているようなあの大都市から帰ってくると、
皮膚の上に一面、汚れが被さっているみたいな気がして、シャワーでも浴びないことには眠りにも付けない。

そんな、苦行のような一日を過ごしても、一夜明けて疲れも取れてみれば、手元に残るのは大きな街に行ったならではの特典。
普段は手にすることのできない、日本の食材が冷蔵庫にある、嗚呼この喜び!

年に2,3度しかないこの機会で、今回ゲットしたのはこれら、
日本米、餃子の皮、キムチ、ニラ、たくあん、白菜、大根。

餃子の皮4袋分は半分冷凍して、残りは7人で餃子パーティーをして平らげた。
付け合せには、本場の韓国のオバちゃんが漬けた激辛キムチと、たくあんを少々、
それと、思いつきで大根サラダも作ってみた。

そんな時、何年ぶりかのご対面である大根をまな板に載せ、包丁を手にしばし考えてしまうのは、
この貴重な大根一本分の、私が考えられる最大限の有効利用法。

大根サラダの他には、
大根のお味噌汁、ふろふき大根、大根下ろしののっかけうどん、鶏手羽先大根・・・。
軒並み浮かぶ候補の中から、厳選された3品を頭に描きつつ、三分の一の場所に包丁を入れる。

日本でだったら、難なく手に入る普通の食材。
そんなものが、この地では、思わず崇めたくなるくらい有難い。

今日は市場で手羽先を買ってきた。
スペイン語で何て言うのか分からなかったので、両手を縮めてパタパタさせてみたら一発で通じた。
「ああ、アラス(=羽)ね」だって。そのまんまなのね…。

だから今晩は、コトコトと煮込んだ飴色の手羽先大根。

クソ暑い今の日本では、きっと聞きたくもない名前でゴメンナサイませ。
近々、白菜をたっぷり入れた、すき焼きパーティーも実施予定です。

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