引越ししたがな

遅まきながらご報告。

日本で棲息していた30数年間は、引越しなんて1回しか経験しなかった私が、
この国に住み始めて6年弱で4回も家を変えている。しかも同じ町内。

これはどう考えたって多すぎだ。
天災で引越しせざるを得なかった事情というのもあるものの、それにしてももう少し、ひとつところに腰を落ち着かせて住みたいもんだ。

今度の新居は街のど真ん中。
以前、「川から蛍が上がってきて、山へ登っていくのが庭から見える」と書いた山裾の家とはまったく逆のアーバンライフ。

ナチュラルライフを賛歌していた同じ舌のねで、庭もないような家を選ぶなんて自分ごとながらどうかしていると思うけれど、
雨季も真っ只中にあって、川沿いや山の方で被害の話がぽつぽつ聞かれる中とあっては、
もうそういった所には住みたくなかったという気持ちが本当だろうか。

ところでこの家、庭が付いていない代わりに、3階部分にグリーンハウスのような屋上が付いている。
ガラス窓が貼りめぐらせてある面にはほかに高い建物もないもんで、
ジェイと子供用プールにすっぽんぽんで入っても、誰にも見られないで済むという特典付き。

吹き抜けになっている部分からは湖と山が真正面に見えて、
登山中の観光客かなんかが双眼鏡でパナの街を眺めていた日にゃあ、全部見られてしまうけど、
二度と会うことのない人に見られる裸なんぞ、恥ずかしくもなんともないもんね!

さて、私たちがそんな家に住み始めたのを聞いて、
「最適な場所じゃあないの!」と植物栽培を暗にほのめかしてくれたのは、
例の一件で街の話題となったことのある知り合い…。

いやでも私、裏も表もなく、一児のハハで一家の主婦なんで、それ以上でもそれ以下でもないもんで、
だから、善良にノーマル・ガーデニングで満足しておきますワ。

今日は、鮮やかなピンクの花とつぼみのいっぱい付いた鉢植えを買ってきた。
やっぱり緑一色の中に色が入ると、場所が一気に華やぐね。

昔観た映画「グリーンカード」の主人公が持っていたようなグリーンハウスが、一応目標。
そんな意気込みはあるものの、実際は、日々増えつつある子供のおもちゃとの熾烈なテリトリー争いとなっている場所でもある。

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