壮絶!グアテマラ・プリズン物語
隣国エルサルバドルの要人3人が、グアテマラ山中にて暗殺されたのは約1週間前。
新聞の一面を飾った写真には、散弾を浴びて無残にもボディーに穴が開き焼け爛れた乗用車が!
・・・なんだけど、こんな写真なら実は日ごろから結構見慣れている私たち。
注目すべきはその後の事件の発展なのだ。
その暗殺犯として捕まったのは、事件当時その辺りを徘徊していたという警官4人。
最重要犯罪人を収容する為の、グアテマラが誇る警備のもっとも厳しい刑務所に収容された彼らは、
しかし滞在数日にして4人とも暗殺されてしまったのだ。
4人が折り重なるようにして凶弾の下に倒れていたのは、刑務所の中でもかなり奥まった一室。
そこに外部から至るには、セキュリティーの掛かった5つの(8つのという話もある)ドアをくぐり抜けなければ絶対に不可能、
ってことで、これはもう、内部の者の犯行か内部に手引きした人間がいるってのは明らかだ。
・・・でも、まだここで驚いていちゃあいけないよ。
事件後、「自分たちの身の潔白を証明する」ために、刑務所のお偉いさんに詰め寄り、20時間にも及ぶ悶着を起こしたのは、そこに収容されている強面揃いの囚人達。
事態がひとまずの収束を見たのは、その刑務所の所長が暗殺の手引きをしたかどで拘束されてからだった。
新聞には、囚人ナンバーを書いた札を首からぶら下げたその人物の写真が載っていたけれど、これまで数々の裏世界を見てきたであろうその目には「俺はもうお終いだ・・・」っていうのが、ありありと出ていたね。
下手なサスペンス小説なんかよりもかなり怖~いこの事件。
殺された要人が、過去におけるグアテマラの政治的紛争の歴史で相当に汚い仕事をしていた人物と血縁であったり、
殺害された警官のひとりは、反マフィア対策室に属している人物だったりと、
これだけでは当然済まなそうな模様だ。
警察は、要人を暗殺した後に逃走した残りの犯人たちを追っている、と言っているけれど、彼らにしてみたら、死んでも絶対に捕まってなるものか、だよね。
・・・でも、もしくはもう既に死んでいたりして?

