毒サレル
新しい土地に越してきた時、人の順応性の高さってのは、その人によるのかもしれないが、
私は自分で言うのもなんだけれど、結構高い方ではないかと思う。
しかしこれが、そうそう良いことばかりではなく、人間機能を退化させることもあり得るんだってことに気づいたのは、こっちに移住して少し経ってからだった。
最近、どうも計算が出来ない・・・。
こちらの人たちの計算の出来なさは、以前にも書いた通りだが、
これを、「グアテマラに毒される」と、こちらに住むガイジンの間では言う。
今朝市場で、抗菌剤入り食器洗剤を見つけた。
う~む・・・、グアテマラ人と抗菌剤。
目に見えないものは信じられない彼らにあって、この洗剤の出現はかなり革新的だ。
ま、それはさておき、
オバちゃんに値段を問えば、「一個8ケツァール」。
チャロス(この街のスーパー)で売っている普通の洗剤よりも、1.50ケツァールも安いではないか。
「しかも、2つなら・・・」と、畳み掛けるオバちゃん。
「・・・2つなら?」
「ええいっ!16ケツァールだぁぁっ!」
「おおおっ!」
・・・と、思わず2つ買ってしまった私。
何でそれほど買う気になったのか、いまだによく分からない。
先日、この国に派遣されてからまだ2ヶ月くらいだという、フレッシュ感みなぎる海外青年協力隊の女の子たちと、チニータ家恒例の寿司パーティーをした時のこと。
さて、そろそろお米でも焚こうかと、ここでは貴重な日本原種カリフォルニア米の袋を前に、
「一合半のお米に対して水は2合って書いてある。
そうすると、2合お米を焚くときは、一体お水はどのくらい入れたらいいんだぁ?」
と独り言を言ったら、
側に居た2人から、間髪おかずに声を合わせて回答をもらった。
・・・う。その頭の回転の速さ、ちょっと凄すぎるよ日本人。
それとも、これ位は普通なんですか?
日本がさらに遠く感じられる、グアテマラな日々なのであった。

