最後の楽園
久々に登場のこのフレーズ、「ソロラ・パーカに行って来た!」。
半年振りくらいに足を向けた激安古着市は、相も変わらずパワフルだった。
けれど、以前よりも格段にパーカ慣れしてきた私は、よそのオバちゃんと同じ品物をむんずと掴む失態もなく、
目ぼしいトラックの山をちょいちょいっと回って、クールにお買い物。
大体が、古着の山にダイブして引っ掻き回すから疲れるのだ。
セール会場の日本のおば様のごとく、フルパワーで山を切り崩しているグアテマラ人の横で、
雪崩を起こしている山肌をじぃっと凝視しつつ、好みのものがちらっと見えた時にのみ、素早く手を伸ばせばよろしい♪
さて、本日の収穫。
ブルーグレーの地色が気に入った、CASUAL CORNERSの長袖シャツ。アイロン掛けなんかしたくないズボラな私に最適の麻100%。
肌寒い最近の夜用に、BANANA REPUBLICのサマーカーディガン。スープを絶対にこぼさない私向きの、ピュアアイボリーホワイト。
薄地に白で小花の刺繍が入っている、POLO JEANSの白いコットンのプルオーバー。年齢不詳の私にぴったし。
と、大して着れもしないようなものばかり買って、占めて7ケツァール(約100円)也。
アウトレットですらも売れないようなメーカー落ちの品や、消費大国アメリカ人から不要とされた品々が流れてくる、ここの古着。
この現状を目にしたアメリカ人にすると、これってアンビリーバブル!な一言に尽きるらしい。
アメリカで激安古着の定番と言えば、レッドクロスのセカンドハンドショップ。
ところが、ここへ来て見てびっくり、
レッドクロスへ寄付されたはずの自分たちの古着が、横流しされてグアテマラ人の銭儲けにされているぞ~!?
タンスの肥やしを排出しただけとはいえ、一応、善意の寄付って名目を信じていたアメリカ人の目には、ちょっとコレってショックだわぁ!ってなわけなのだ。
今日ゲットしたブルーグレーのシャツには、まだ値札がついていた。
印刷されている定価は48ドル。それが消されて、35ドルになり、10ドルになり、
そうして今日、私が支払ったのは2ケツァール(約30円)。
これって、思わず涙そそられる、流転の身の証ではないかい!!!
縁あってここに流れ着いたからには、私がちゃんと着てあげるからね・・・。
そう思いつつ、私のクローゼットに溜まっていく歴代の古着たち。
そう、ここは古着たちの最後の楽園。
もうこれ以上流れ着く先は、
・・・タダなら何でも貰ってくれるグアテマラ人家庭しかないわなァ。

