こっちの傘は何故大きい?
今年もとうとうやってきましたねぇ!のグアテマラの雨季。
雨の季節とは言っても、午前中は毎日快晴。どーっと雨が降ってくるのは午後の数時間だけと決まっているから、まぁそれほど憂鬱ではないのだけれど、
ここ数日は、ニカラグア、ホンジュラス、グアテマラの三国をまたぐ巨大ハリケーンが鎮座していたおかげで毎日雨模様。
ハリケーンの雲が崩れた後の今日も、この辺りは未だ切れ端に引っかかっているようで、朝からずっと雨、雨、雨。
こうなると、日ごろの晴天にすっかり甘やかされてしまっているこちらの人々の鬱屈は高まるばかりだ。
一ヶ月以上も続く日本の梅雨からくらべたら、こんなの何てことないわサ。
と言ってやりたい気もするけれど、梅雨の時期には日本には絶対に遊びに行きたくない自分がいることも事実だ。
ハリケーンの場合は別として、毎日降る時間帯が決まっている雨季にあって便利なのは、使うか使わないか分からない傘を持ち歩かなくて済むことだ。
午前中だけで済む用事なら、傘は不要。
午後に掛かるのなら、絶対に持って行って損はない。
これが、インディヘナの人たちの場合だと、もっと合理的だ。
雨が降っているときは、焦らず急がずどこかの軒下で雨宿り。
そして、どうしても急ぐ時には、どこの店でも売られている1メートル15円のビニールシートを購入して、それをひょいっと頭から被って行けばいい。
単純なことなのだが、日本でそんなことをしたら白い目で見られそうなところが、現代社会の不便な点。
まぁ、私の場合はさすがに傘を使っているが、地元のメルカドで購入したそれは、これまた日本でさしたら周囲から失笑をかいそうな代物だ。
ここで売られている傘の大半は、大型の傘なのである。
つまりいわゆるゴルフ用アンブレラってやつ、でもここでは普段使いの傘として使われている。
これって、大きな通りを歩いている分にはいいけれど、日本の下町のように狭い路地が入り組んだ場所も多いパナ。
こんな大きな傘をさして歩いたら面倒なことこの上ないのにどうして?と最初は思ったが、それはやっぱりグアテマラ人の考えること。
このサイズの傘ならば、赤ちゃんをおぶっているお母さんはもとより、小さな子ども達2~3人まとめても全員濡れずに大丈夫。
たった一本で家族の約半分をまかなえる、とってもお得な傘なのだ。
観光客のさしている折り畳み傘がかなり軟弱に見えるほど、今やすっかりこのゴルフ傘を見慣れてしまった私であるが、それでも時折ギョッとさせられるのは、
道の対面から、カラフルなビーチパラソルが歩いてくる時である。
周囲にヒラヒラのフリルの付いたビーチパラソルの下には、お母ちゃんと赤ちゃんとガキンチョたちが総勢7名ほど。
これはもう、動く家族団欒。家の居間がそっくりそのまま道を歩いてくるが如しだ。
人数分の傘を買うだなんて、母ちゃんそんな無駄な出費はしないんだよ。
これって、ケチではなくてエコとも言う・・・?
グアテマラの大家族は、雨でだって和気藹々なのだ。

