「お特」な話2
ここは中南米。とある小さな国のお話。
朝っぱらからピンポン、ピンポーンと鳴らされて、不機嫌な顔で出てみたら、門のところに空のペプシの2.5リットルペットボトルを持って、少年が立っていた。
「お水ください」って。
お水って水道水?それとも飲料水?と聞くと、飲み水の方をご所望。
別にこの少年、ひもじくて水も買えなくって物乞いにやってきたわけではないのだ。
近くの川の採石場で働いている家族のところの子で、
想像するに、「ボトルが空だな~、買いに行くの面倒だし、そんじゃあどこかに貰いに行こう!」っていう感じ。
日本だと水道の栓をひねればいいところなんだけど、こっちは飲み水は全部お金払って買うのね。
別にそんな高いもんじゃないからいいんだけど、別にケチで言ってるんじゃないんだけど、でも
・・・「お金払って」買うのね。
それを2リットルの大ボトル持って、全く見ず知らずの人の門を叩いて「くださ~い!」っていう根性に唖然とした。
しかも、今のど乾いているからコップ一杯ください、とかいうんじゃなくて、2.5リットルの大ボトルってことは、家族全員の分だよこりゃ。
このあっけらかんとした少年の肩には、家族全員の喉の乾きを潤すって使命が乗っているわけだ。
さすがは「タダ程安いものはない」と言いきる国民性。
そんな中にあって、こんなことを書いている私は、
・・・やっぱりケチですか?

