地震対策は…
ここは中南米。とある小さな国のお話。
東京の地震のニュースには驚いた。
震源では震度6.0だもんね。皆が「遂に来るものが来たか!」と身構えたに違いない。
特に、私達の住んでいる街なんて、大きく考えれば火口に居るようなものだもの、何もない方が不思議。
でも、だが、しかーし!地震の国ニッポンから来た身にしたら、全然と言っていいくらい地震が起こらないのだ。
5年間住んでいて、記憶にある地震といったらほんの数回。
そんなもんだから、地震のない国から移住してきたガイジンたちや、忘れるのが早い?現地の人達などは、ちょっと自然を甘く見てやしないかい?と思うことがある。
建築基準法など無いに等しいこの国の住宅事情。
コンクリートブロックを積み上げて作ったお粗末なホテルなんか、今や3階建てラッシュが来ている。
この国の古都アンティグアは、その昔大震災で街が壊滅状態にやられた場所。
その当時の教会が廃墟のまま姿を残していて、今では観光客に人気の場所となっている。
満天の星空の下、そこで結婚式を挙げるのも、幻想的でなかなか素敵だとか。
しかし、そこから現実に目を転じて、街にひょろひょろと乱立するコンクリートの建物を見るたびに思うのだ、たまに小さな天災が来て、人々の奢りを戒めるのも悪いことじゃないかもしれないと。

