キリストのパレード:セマナサンタ
…つづき
パレードは、午前と午後に行われる。
年に一度の晴れ舞台とは言え、普段は教会の奥で眠っているものを、一日のうちに2回も引っ張り出されるキリスト様も大変だ。

午前中のパレード。キリストが十字架を背負って歩く。

こちらは午後のパレード。処刑された後なので、キリストは台座に寝かされ、天使が先導する。人々の衣装も悲しみを表す黒。

素朴なマヤの人たちのカトリック信仰も強い。正装してパレードに参加するおばあちゃん達。

その後から続くのは、女性たちに担がれた聖母マリアの台座。人形は悲しみの涙を流している。
このセマナサンタの行事、規模が大きくて有名なのは古都アンティグアのもの。
しかしこうして、私たちの街はもちろん、湖の対岸の町サンティアゴ・アティトランや、シエラといった他の場所でも行われる。
宵越しの金は持たねぇや、ってのは江戸っ子だけど、セマナサンタ越しの金は持たない主義らしいのがグアテマラっ子。
この一週間のために少しずつ貯めておいたお金を、パァーっと使ってしまって、
さて明日からどうしようか、でもまぁなんとかなるわな、ってのがこの国の人たちらしい。
日曜の午後からは、大Uターンラッシュが始まり、その夜にはこの街の通りは閑散となる。
立つ鳥後を濁さずなんて格言は彼らの頭にあるわけもなく、観光客が去った後に残るのは大量のゴミだけ。
でも、散々飲んで遊んで散財して、人々が皆ハッピーで帰路に着くセマナサンタって、お祭り好きの私としてはやっぱり大好き。
これが終わってしばらくすると、そろそろ雨季がやってくる。

