海外の幼稚園&保育園

<つづき>
すべての教室にオルガンがあって、折り紙やら工作用紙がふんだんに使えて、園庭のブランコやなんかに、壊れているものがひとつもない!
お遊戯やらお絵かきやら、自由遊びの時間がたくさん盛り込まれた保育園の時間割。

私がそういうところに通ったのは三十ン年前の話なんで、こうしたことをすっかり忘れていたけれど、日本の保育園・幼稚園って当たり前のようにそういうところだったんだよね。
私、先生も幼稚園もだーい好きだったよ。

グアテマラのカリキュラムが日本と違うところは、
お遊戯や自由遊びの時間を多く取るというよりは、教室に子供達を一斉に座らせて工作のワークブックなんかをやらせる時間が多いということ。
これは、先生方の数が足りなくて、子供たちを野放しに遊ばせるとなかなか目が届かないということの他に、
親たちが幼稚園に対して期待するものの違いだと思う。

授業料の安い公立の幼稚園とはいっても、やはり何かしらのお金は掛かる。
こんな小さな子供にもお金をかけるからには、それなりの教育をしてもらいたいと思うグアテマラの親。
自由遊び=家の近所でもタダでできるもの、なんかに大切なお金を使って欲しくはないのだろう。
それが証拠に、こんなガキンチョのクラスでも、ほぼ毎日宿題が出る。

ワークブックの内容自体は決して悪いもんじゃあない。
それどころか、子供たちの五感をうまく刺激するようなオリジナリティに溢れた内容がたくさん入っている。
でも、それをやっている時間中、机の前に拘束されているわが子を見て、私としてはつい、
コンナモンヤッテナンニナルサ、ヨウジキノジカンハ、モットユウコウニツカエヨ!
と心の中でつぶやいてしまうのだけれど、
これも、「お宅のご子息は日々こうして学んでおられますよ」という、幼稚園側のプレゼンテーションのひとつなんだと思う。
幼稚園では、スペイン語の習得とともに、同年代の子とのコミュニケーションを学んでくる場所であってくれさえすればいいと思う私としては、
こうしたことには片目をつぶって毎日送り出しているわけだけれど、
今回、日本の保育園を見て、やっぱりニッポンは素晴らしい!と思うのだ。

それは、自分自身がそういう教育を受けて育った、ってことが「スバラシイ」と手放しで喜んでしまう大きな根拠だと思う。
考え方の違う異国で子供を育てるってのは、こんなところにも難しさがある。

さぁて明日は、グアテマラの幼稚園にはないイベント、「運動会」だ!

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