ハーブと野菜がいっぱいの「グアテマラ風ミートローフ」

古くから日本人が料理に薬味を使ったり、漢方を身近なものとしてきたように、グアテマラ人もハーブ使いの達人だ。
メルカドに行けば、山盛りの野菜の間にフレッシュハーブが必ず売られているし、料理のほかにも、これは頭痛に、これは腹痛にと、お客さんの用途に応じて売るハーブ専門のコーナーもある。

こちらの人たちがよく使うハーブのひとつが、イエルバ・ブエナ。
直訳すると「良い草」といなるこれは、ミントの一種だ。
ミントと言われると、アイスクリームに添えられていたり、ミントティーとして飲むくらいしか以前は思い浮かばなかったのだけど、こちらのミントは料理専用。
お茶として飲むミントや、スペアミントは、また別に売っている。
イエルバ・ブエナは、日本で売られているミントよりも見た目は野生児でたくましく、しかし香りは少々マイルドな気がする。

そしてこれも同様に、グアテマラ料理によく登場するハーブとして、タイムがある。
こちらも、フレッシュとドライの両方あるが、グアテマラのハーブ使いの達人主婦たちは、その両者を料理によって使い分けているらしい。

タイム
メルカドで売られているフレッシュハーブ

美味しいグアテマラ料理は、レストランではなく一般家庭にある!との声に従って、先日、料理上手の友人マルガリータに半日指南を受けてきたので、今回はそのレシピをちょっとご紹介。

パステル・デ・カルネ (3、4人分)

(種の材料)
牛ひき肉 350g
ミント 葉の部分を刻んだもの大さじ1~2
にんにく 1片
たまねぎ 1/4個
長ネギの白い部分 5センチ
トマト 小1個
にんじん 大1/2本
さやいんげん 3本
グリーンピース 大さじ1~2
塩 小さじ1、 コショウ少々
全卵 1/2個
ゆで卵2個
オリーブオイル 大さじ1
パン粉 1/4カップ
バター 少々

① ミント、にんにく、たまねぎ、長ネギ、トマト、にんじん、さやいんげん、をすべて細かく刻む。

パステル・デ・カルネ1

② ①の材料とゆでたグリーンピース、肉をよく混ぜ合わせひとまとめにする。
③ オリーブオイル、塩、コショウ、全卵の順で加えて混ぜ、最後にパン粉を入れてよく混ぜる。
④ 直径約25センチの丸いキャセロール型の内側にバターを塗り、その上から小麦粉を薄く振りかけておく。
⑤ 底にバターを薄く散らし、俵型にまとめた種を置く。
⑥ 種の中央を開けて、ゆで卵を2個埋め込む。

パステル・デ・カルネ2

⑦ 上からも薄く切ったバターを散らし、塩を少々ふり、アルミニウムホイルで覆う。
⑧ 175度のオーブンで約1時間、中まで火が通るまで焼く。

焼いている間に、トマトソースの準備をする。

(ソースの材料)
トマト 4個
ピーマン 1/2個
たまねぎ 1/2個
にんにく 1片
フレッシュ・タイム 1/2束、またはドライタイム小さじ1/2
塩少々

① 水カップ1/2に、トマト、種を除いたピーマン、たまねぎ、にんにく、タイム、塩を入れて、30分煮る。
② タイムを取り出して(ドライタイムならそのまま)ミキサーに掛け、漉す。

焼きあがった肉を切り分けて、トマトソースをかけ、上からパセリを散らして出来上がり。
そのまま熱々でも、冷やして食べてもOK。

この料理、スペイン語を直訳すると、「お肉のケーキ」となる。
この呼び名が美味しそうに聞こえるか否かはかなり微妙なところだが、その由来は、ケーキと同様にキャセロール型を使って焼くから。
私達に馴染みのある名前で言うならば、これはいわばグアテマラ風のミートローフと言ったところ。
しかし、なんていったって肉がメイン!のアメリカ版ミートローフと違うのは、こちらは、肉汁と絡み合った香り付けのミントの類が、ほお張ったとたんに口の中でふわ~っと広がるのが美味。
私は個人的には、このグアテマラ風のに軍配をあげたい!

パステル・デ・カルネ3

コメントはまだありません »

コメントはまだありません。

このコメント欄のRSSフィード トラックバック URI

コメントをどうぞ

改行と段落タグは自動で挿入されます。メールアドレスは表示されません。利用可能なHTMLタグ : <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <code> <em> <i> <strike> <strong>

(必須)

(必須)